ヘアスプレーの使用期限は、開封後は半年、未開封は3年ほどと言われています。
時間が経過してしまったヘアスプレーは、ベタついたりまとまりが悪くなったり、変な匂いがしたり、また髪が傷んで変色したりする恐れがあります。
やはり古くなったヘアスプレーを使うのは気持ち悪いですよね。
ただ、そうした時はヘアスプレーなどのスプレー缶は特に処分に困ります。
今回はその処分の方法についてまとめていきます。
中身を空にする
ヘアスプレーなどのスプレー缶を捨てるには、まず中身を空にしてから捨てる必要があります。中身を残したまま捨ててしまうと、引火の可能性があるためです。
こちらがそのスプレー缶の引火の動画です。

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恐ろしいですね…
ヘアスプレーなどには、噴射剤としてLPG(液化石油ガス)やDME(ジメチルエーテル)が使われている場合があり、可燃性で空気より重いので室内など風通しの悪い場所では下にたまり、思わぬ火種 (静電気、タバコの火等)で引火事故を起こす危険があります。
台所や浴室などでは絶対に中身やガスを出さないでください。
…などとスプレー缶や公式サイトやマニュアルなどにも注意書きとして書いてあります。
では、空にする方法を挙げていきます。
スプレーをプッシュして自力で全て抜く
残りが少ない場合などは、この方法で大丈夫でしょう。いつも使うような方法で、スプレー缶をプッシュします。
上向きで指で長く押さえると指が痛くなる場合があるので、可能なスプレーはスプレー本体を下向きにして地面でプッシュして出すと良いでしょう。
そして噴射口を少し斜め上向きにするといいです。
気をつけるべきことは、屋内ではなく屋外で周りに人がいない場所でガス抜きをすることです。
その際、スプレーの中身が目に入ったり吸い込まないようにするため、伊達メガネやマスクをしておいた方が良いですね。
下向きの場合は特に問題なかったですが、スプレーを上向きにプッシュした時に、残り少なくなった辺りから中の液体が垂れてきたり付いたりする時もあるので、軍手などもあった方がいいでしょう。
あとは実際にプッシュするときは、風向きにも注意しながらした方がよいです。
ちなみに、この方法しかなければ仕方ないですが、スプレー缶によっては結構時間がかかります。
あのVO5だと、満タンの状態か全て抜くのに15分〜20分くらいかかりました。
スプレー缶独自の抜き方 (VO5など)
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スプレー缶の独自の抜き方がある場合があります。
説明書やスプレー缶自体に記載されている場合があるので見てみましょう。
例えばヘアスプレーの蓋(キャップ)を利用した「ガス抜きキャップ」があったりします。
ガス抜きキャップの使い方は、製品によって異なるので、ヘアスプレーの使い方を公式サイトや本体の記載を見て確認しましょう。
例えばVO5でしたら、以下の方法になります。

1. キャップをはずし、天面の切込みを1つずつ内側にカチッと音がするまで折り込みます。
2. 新聞、布等の上にキャップ天面を下にして置き、スプレイボタンをつけたまま缶を逆さに差し込みます。
3. 噴射音が消えてから、市町村等で決められた方法により破棄します。
実際には、

このように蓋を内側に折り込み、VO5本体を通常通り蓋をするようにして下を向けると、

このようになります。
折り込んだところにスプレーのプッシュ部分が当たり、蓋内に液体が噴射され、蓋から液体が漏れてきています。
これで待っておけば全て空になるということです。
手動でやるとなると15分〜20分くらいかかるので、こっちの方が凄く楽です。
詳しくはこちらなどに書いてあります。
スプレー缶の捨て方
捨て方は、市町村によって異なりますが、基本的には、他のゴミとは区別して、透明の袋にて中身が見えるようにして出します。スプレー缶はスプレー缶のみでまとめて、透明袋にて捨てましょう。
例えば大阪市のホームページにはこのように書いてあります。
スプレー缶、カセットボンベ類の中身は必ず使いきって、穴をあけずに中身の見える透明または半透明の袋に入れて、空き缶、空きびん、ペットボトル、金属製の生活用品とは別の袋に入れてお出しください。なお、中身のガスを抜く際は、火の気のない風通しの良い屋外で行ってください。
以上のように、スプレー缶は中身が残っているまま捨てては絶対にいけません。
このように中身の液体を空にしてから、正しい方法で破棄しましょう。
最後に・・・
今回は- 中身を空にする
- スプレー缶の捨て方
最後までお読み頂きありがとうございました。
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2022年11月03日
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